新型コロナウイルス感染症ワクチン保管要件

Aug 5, 2021

新型コロナウイルス感染症ワクチンが世界の承認機関から承認され始めたとき、低温保管の要件は、世界の既存のインフラが対応できる範囲を超えていました。極低温マイナス80℃を保持するには、広大な冷凍倉庫や新しい仕組みの定温輸送容器など、コストのかかるインフラが必要になります。また、遠隔地でこのインフラを構築するという課題は、さらなる課題を突き付けました。

しかしながら、新しいワクチンが承認を得て、既存のワクチンを持つ製薬会社が食品医薬品局(FDA)や欧州医薬品庁(EMA)と協力するにつれて、ワクチンの輸送と保管の要件は変化します。新型コロナウイルス感染症ワクチンの多くは今、マイナス20℃および 2℃~8℃など、より管理しやすい温度下で管理可能となっています。

温度に影響を受けやすいワクチンは新開発のものでも輸送保管の要件に違いはありますが、全てのワクチンには輸送中の潜在的な温度逸脱のリスクを最小化するための対策が必要です。この投稿に含まれるインフォグラフィックスには、直近で承認された新型コロナウイルス感染症ワクチンの承認国、種類、用量および現在の冷蔵保管要件が示されています。

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COVID-19ワクチンのインフォグラフィック